災害救助の際、取材のヘリや重機などを一定時間止めて音を消し
被災者のわずかな声や音を聞き取る
「サイレントタイム」という方法がある。
今回はそれを試してみたのだ。

呼びかけ始めて15分。かすかにだが反応があった。
私にはわからなかったが、なつかれている人にはわかるらしい。
他の野良猫ではなく、間違いなくあの子の声だという。

方向を確かめ、そちらへ捜査を集中。猫缶をたたく音などを
聞かせると、ようやく物置の下から不用品回収しながら這い出してきた。・・・・・

猫は至って元気だった。余計なことをしやがってという顔だ。
嫌われて結構。俺は俺の都合でお前を捕まえただけだ。
とりあえず窓が開かないように鍵をつけた。